こんな疑問に関する記事です。
検索はインターネットで最も重要な機能ではないでしょうか。Googleのような検索エンジンはもちろん、YoutubeやTwitter、AmazonなどあらゆるWebサービスに検索機能があります。当然、Skebにも検索機能があります。
この記事では検索についての情報をまとめます。
目次
要点まとめ
検索方法はキーワード入力とタグクリック
キーワード入力
ヘッダー上部の検索アイコン🔍のついたテキストボックスでキーワード検索ができる。作品とクリエイターの切り替えができる。
作品の検索結果。並び順は不明、リクエスト日や納品日ではなさそう。
クリエイターの検索結果。右上の検索設定からフィルタを掛けることができる。
こちらも並び順は不明、クリエイター名で検索すると「関連度が高い」順で並んでいる気がする。
タグクリック
作品ページの依頼文の単語が自動でタグ付与され、リンクになっている。クリックでキーワード検索したのと同じ結果を表示。
キーワード検索のオプション
GoogleやTwitterにもある「AND検索」などが可能。
- ○:AND検索 できる
- ×:OR検索 できないっぽい
- ○:フレーズ検索 できる
- △:マイナス検索 できるけどちょっと怪しい
AND検索
「艦これ 陸奥」
すべてのキーワードを含む。複数のキーワードを半角/全角スペースで区切る。
OR検索
いずれかのキーワードを含む。複数のキーワードを「 OR 」で区切るのが一般的。
Skebでやると「花騎士」「OR」「フラワーナイトガール」のAND検索になるので使用不可と思われる。
フレーズ検索
キーワードと完全一致する。キーワードを「”」(半角ダブルクォーテーション)で囲む。特に日本語の検索に有用。
「"レン====ブライト"」 でも同じ結果になるため、記号は検索対象外の可能性あり。
マイナス検索
「アリシア -ARIA 」
キーワードを除外する。キーワードの前に「-」(半角ハイフン)をつける。
Skebでは英語だとうまくいくが、日本語のマイナスはうまくいかない。例えば「アリシア -灯里」だと「灯里」を含まなくても除外され、「アリシア -"灯里"」だと何も検索されない。
金額の検索やタグの登録はできない
クリエイターを「おまかせ金額」や「最低金額」といった金額で検索はできない。
作品に対して、クリエイター含むユーザーに対してニコニコ動画のような任意のタグ登録はできない。よって、タグ検索もできない。
できない理由はなるがみ氏(@nalgami)のツイートを参照。
金額帯での検索は短期的には利用者に利益があるけど長期的に見れば
検索結果でアドバンテージを得るために安くする人が増える
影響力のある高価格帯のクリエイターさんが「こんな安いとこでは無理」と離脱する
クライアントさんにとっても知っている作家さんがいなくなり「安い人がいる」だけになる— なるがみ (@nalgami) April 7, 2020
利用者に能動的に検索させない(=クリエイター同士を比較させない)かは影響力のあるクリエイターの利用継続のために重要だと思う。Twitterでフォローしている人を推薦したり、機械学習でおすすめの人を推薦したり、Twitterのページに依頼ボタンを生やすプラグインを提供したり受動的であることが大事。
— なるがみ (@nalgami) April 7, 2020
金額の検索とタグ付けは「やらないことリスト」入りしている。
Skeb今後やるかもリスト
・JCB再審査
・複数カード対応
・プリペイドカードモード(都度与信確保)
・条件付き再送要請(金額UP、資料URLの訂正)
・資料ストレージ
・メール以外にDM・SMSで通知やらないことリスト
・金額表・プラン
・金額で検索
・リクエストやユーザーのタグ付け
・NFT— なるがみ (@nalgami) October 7, 2021
おわり
検索についての要点まとめはここまでとなります。
以降は細かい情報や個人的なメモになります。ご参考までに。
検索はAlgolia
Skebの検索はAlgolia(Site Search & Discovery powered by AI | Algolia)という外部の検索サービスを使っているそうです。
日本語検索とかElasticsearchの構築とかやりたくなかったので検索はAlgolia丸投げしてるんだけど東京リージョンもあって超快適。Railsなら指定のカラムが変更された時だけインデックスの更新リクエストを投げるって裏で勝手にやってくれるから超便利。
— なるがみ (@nalgami) March 26, 2019
検索機能はAlgoliaという外部サービスに依存しているのできめ細やかな対応はAlgoliaでできるかどうかになってしまいますが調べてみますね
— なるがみ (@nalgami) October 1, 2020
ちょっと調べてみましたが……「優れた全文検索サービス」……らしいです。正直良くわかりません。
参考:イケてる全文検索サービス「Algolia」を触ってみよう - Qiita
他にも色々な外部サービスを使っているようです。
Skebの技術スタックはNuxt.js Heroku Fastly Rails Algolia Imgix Bulma Postgres Sentryだよ。https://t.co/9i9ChpQRdbを見習った。Herokuのgit pushデプロイ本当に楽だしNuxt.jsのSSRとFastlyのインスタントパージは相性最高。月間PVが120万、MAUが3万、月の維持費が2万円。
— なるがみ (@nalgami) January 11, 2019
日本語検索について
レン・ブライトはフレーズ検索で
軌跡シリーズのキャラ『レン・ブライト』 で検索すると下記の作品が該当します。
にゃべさんのコミッション「いつものように、前作をありがとうございます。新たな依頼がありました。
英雄伝説シリーズに登場するキャラクター
- エステル・ブライト:https:...」 https://t.co/EaqqRXxHnG #Skeb #Commission @skeb_jpより— ぬますけ (@numasuke555) November 10, 2021
しかし、本文には「レン・ブライト」の記述はありません。ブラウザのページ内検索で「レン・ブライト」で検索しても該当無しとなります。
試しに「レン」でページ内検索すると……「スレンダー」と「オリヴィエ・レンハイム」が該当。同じく「ブライト」では「エステル・ブライト」が該当します。
どうもAlgolia(と、おそらく他の検索サービスも)は日本語で検索すると単語に分解するとかで、「レン」と「ブライト」に分解されているようです。
こちらの作品に至っては「レン」は「ネフレン」が該当しますが、「ブライト」は見当たりません。……「ライトノベル」が該当している?
しゃけみ☄️skebさんのコミッション「ライトノベル「終末なにしてますか?」のクトリ、アイセア、ネフレンの三人を描いて頂きたいです。
キャラの外見は資料URLのサイトをご参照ください。
1...」 https://t.co/gcY29KF7KL #Skeb #Commission @skeb_jpより— ぬますけ (@numasuke555) November 10, 2021
というわけで、フレーズ検索の出番です。「"レン・ブライト"」で検索すると上記の作品たちは除外されました!(リンク先参照)
とはいえ、依頼文に含まれていれば描く対象でなくても該当してしまうのはご愛嬌。
この『秋穣子』のリクエストは依頼文に「レン・ブライト」が含まれています。
んにゃらさんのコミッション「再び東方の秋穣子のR18イラストをお願いします。
主観視点の正常位で
衣装は全裸の帽子ありで
掴みピロー(大きめの枕に腕を後ろに回して抱いてる感じ...」 https://t.co/EPGnRhnSH2 #Skeb #Commission @skeb_jpより— ぬますけ (@numasuke555) November 10, 2021
水無灯里はスペース入れたAND検索で
ARIAの『水無灯里』がタグ化されているのでクリック。
2号さんのコミッション「2号様のillust_id=3175485のような臀部を強調した構図で、ARIAの水無灯里(夏服半脱ぎ)がスカートをたくし上げられてパンツずらしで無...」 https://t.co/5z36XLbh06 #Skeb #Commission @skeb_jpより
— ぬますけ (@numasuke555) November 10, 2021
水無灯里の検索結果は……。
先程の作品がなぜか出てきません。「"水無灯里"」でフレーズ検索しても同様です。
試しに名字と名前の間にスペースを入れた「水無 灯里」でAND検索すると……。
たくさん出てきました。
どうしてこうなるのかわかりません。とりあえず、フルネームが漢字で数文字の場合はスペース区切りで検索したほうがいいのかも?
クリエイター検索について
ユーザー検索は本文含めたあらゆる文字情報から検索しますー
— なるがみ (@nalgami) March 3, 2019
プロフに書いてない作品名でヒットすることがあります。過去ツイートも見てるのかもしれません。さすがに毎回検索はしないでしょうから、「定期的にメディア欄のツイート文を抽出してタグ化できた文字列だけ保持」とか、何らかのロジックがあるのかも?
※よく勘違いが起きていますが、SkebのTwitter連携権限ではDMの読み取りはできません。つまり、SkebがDMを覗き見することはできません。
QAリスト
思いついたら追加。
メモ
OR検索試したリスト
いずれも不発
花騎士 | アズレン の検索結果 | Skeb:アズレンが含まれてない?
公式/なるがみ氏のTwitterスクラップ帳
不便は不便なりに理由があって実装していないのでごめんね
— なるがみ (@nalgami) May 20, 2020
検索に関するツイートは「金額で検索はやらないよ」が本当に多いです。なので、重複内容は適当にカットします。
【よくいただくご質問】ユーザー検索について
現在上部の検索バーからユーザーと作品の検索が行えます。もともとTwitterでクリエイターをフォローしていて、Skebで依頼する流れを想定していますが、Skeb上でより詳しく検索したいというご要望が多いため、現在タグ機能を実装中です。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) December 14, 2018
ちなみにヘッダー上部の検索アイコンからもユーザーと作品の双方を検索できます
— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) March 3, 2019
ユーザー検索は本文含めたあらゆる文字情報から検索しますー
— なるがみ (@nalgami) March 3, 2019
日本語検索とかElasticsearchの構築とかやりたくなかったので検索はAlgolia丸投げしてるんだけど東京リージョンもあって超快適。Railsなら指定のカラムが変更された時だけインデックスの更新リクエストを投げるって裏で勝手にやってくれるから超便利。
— なるがみ (@nalgami) March 26, 2019
イラストの検索結果が0件だとユーザーだけが出ますー
— なるがみ (@nalgami) June 22, 2019
※現在は「作品0件」が出ます。
・検索欲しい
ヘッダーの検索ボックスから作品とクリエイターを検索できるよ。
もともと知ってる絵描きさんを応援することが主目的のサービスであるから、Skeb上で新しい絵描きさんを探す導線を作ることは考えてないよ。寄せすぎると何らかの用途で使うイラストを安く調達しようという人が増えちゃう。— なるがみ (@nalgami) September 1, 2019
まあ確かに。
クリエイターの横の検索や比較が可能になってしまうと経験上必ず単価が下がるので細かな検索は提供しない。
短期で考えると、新しい人に出会えるメリットはある。
長期で考えると、比較が可能に→安く素材を入手したい利用者層の出現→単価の下落→技術のあるクリエイターが撤退するの悪循環が発生する— なるがみ (@nalgami) October 4, 2019
Skebで一番要望あるのはマッチング(検索)なんだよね。意図的にキーワード以外で検索できないようにしてるけど、こういうアプリの知見を活用すれば、価格競争や単価の低下を招かずに何か実装できる気もしてきた。
— なるがみ (@nalgami) October 9, 2019
金額が安い人を探せない(比較できない)ようにしつつ、検索機能を提供するのがすごく難しい・・・
— なるがみ (@nalgami) October 9, 2019
よいアイディアが生まれることを祈っています。
クリエイターの横断検索ができるようになると、サービスのコンセプトである、応援したいクリエイターに投げ銭付きリクストを送るではなくて、安く何らかの二次利用前提の素材を調達しようとする人の出現が予想されるのでわざと機能を制限しています。
— なるがみ (@nalgami) November 15, 2019
イラストは同一料金で同一品質が出てくる業界ではなく、描いた人によってもプレミアが変わる。相場を上げるために試しているのは
・最低金額を高めにする
・システムが頻繁に料金を自動調整する(高くするハードルを下げる)
・料金での検索を不可能にする(安くするインセンティブを与えない)— なるがみ (@nalgami) January 15, 2020
金額帯での検索は短期的には利用者に利益があるけど長期的に見れば
検索結果でアドバンテージを得るために安くする人が増える
影響力のある高価格帯のクリエイターさんが「こんな安いとこでは無理」と離脱する
クライアントさんにとっても知っている作家さんがいなくなり「安い人がいる」だけになる— なるがみ (@nalgami) April 7, 2020
要望でもよく言われるんだけど、金額で検索したい人はうちじゃなくてクラウドソーシングサービス使ってねって返してる。クラウドソーシングサービスに知っている作家さんや頼みたい人が登録していないと反論されることもあるけど、それは上で書いた現象のせい。良いとこ取りは成立しない。
— なるがみ (@nalgami) April 7, 2020
トラブルが少ない理由として、利用規約でめちゃくちゃ細かく規定を設けているのもあるけど、一番は大半のクライアントさんが何かの用途で使うイラストを仕入れるために金額で検索してきた人ではなく、元々そのクリエイターさんのファンである点が大きいと思う。検索機能入れたくない理由のひとつ。
— なるがみ (@nalgami) April 9, 2020
Skeb Buttonやお知らせワード機能、新着一覧、おすすめクリエイターメールなんかを使って好みの作家さんを見つけてね。ユーザーが能動的に検索する機能は今後も付けないと思う。
— なるがみ (@nalgami) May 5, 2020
・アピールが1000文字送れるように
・ペナルティ期間が60→30日に(ほとんどモザイク関係で故意ではない方が大半のため)
・検索結果やクリエイター一覧ページで募集中かどうか、募集ジャンルは何かわかるように— なるがみ (@nalgami) September 26, 2020
検索機能はAlgoliaという外部サービスに依存しているのできめ細やかな対応はAlgoliaでできるかどうかになってしまいますが調べてみますね
— なるがみ (@nalgami) October 1, 2020
要因
・納品物は原則として個人鑑賞に限定 (素材化させない)
・検索の無効化 (金額や納期などクリエイターが自主的に条件を不利にしても露出が増えない)
・Twitterのソーシャルグラフを活用したクリエイターとの高いエンゲージメント (クライアント側)
・中の人を明かす (同じオタクだよという安心感)— なるがみ (@nalgami) January 18, 2021
Skebはもともと知っていた憧れの作家さんにリクエストできることに最も重きを置いていて、クリエイターを検索、比較することは単価の低下を招くので、検索機能を拡充させたり、Twitter以外のログインを提供することは今のところありません。
— なるがみ (@nalgami) June 1, 2021
ご要望の多かった検索結果の条件によるフィルタリングが可能となりました🎉 pic.twitter.com/z5zt37gxBx
— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) August 6, 2021
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