Skebコラム

【Skebコラム】作品ページのSNSシェアボタンが表示されない話と2024年の思い出

2025/11/11

SNSシェアできない

TwitterやMisskey.ioにシェアできないリクエスト作品について。
原因を解説しつつ2024年の思い出を振り返ります。

 

 

 

簡単まとめ

    • リクエスト文に特定ワードが含まれるとシェアボタンが非表示になる
    • 原因はクレカ会社による表現規制への対策の可能性が高い
    • クライアントは気にせずリクエストすることを推奨、伏せ字などの回避狙いはリスクあり
管理人
2024年は大変でしたね。

 

 

はじめに

Skebの作品ページの右上にあるSNSシェアボタン

作品ページのリクエスト情報

通常、リクエスト情報の右上にシェアボタンがある。
出典:https://skeb.jp/@skeb/works/1

 

Skebを巡回していると、「特定の作品にこのシェアボタンが表示されていない」ことに気づくかと思います。

今回はその条件の解説と原因の推測の話になります。

 

 

特定ワードでシェアボタンが出ない

結論から言うと、作品のリクエスト文に特定のワードが含まれているとシェアボタンが非表示になります。

例えば「レイプ」や「催眠」といったワードです。

作品ページのリクエスト情報

「レイプ」を含むリクエスト文。シェアボタンが表示されない。
※画像加工済み

 

「シェア:」のラベルごと消えています。

 

規制ワードの詳細は不明

該当するワード、つまり規制ワードの詳細は不明です。

単純にエロワードだからNG、ではなさそうでした。

  • 「レイプ」、「犯す」、「催眠」はNG
  • 「パイズリ」や「フェラ」はセーフ
  • SFW(≒健全)作品でも「レイプ目」はNG
  • 「高校生」は表示・非表示どちらも確認

なんとなく傾向は掴めそうですが…

  • 犯罪臭がするワードは即アウト
  • 「高校生」のような一般ワードは、一度非表示にした後で運営が個別判断→解除されるケースがある?

こんな感じでしょうか。

 

一度非表示にして個別判断」はNSFW判定とかでも行われていた気がします。

 

管理人
「アウトなものを一時的にセーフ扱いしてしまった」はアカンので。

 

 

クライアントの規制回避は推奨しない

この当時の規約・仕様では、になりますが、

リクエスト文を伏せ字にするなどして規制回避を狙う」のは推奨しません
はっきり言って危険です。

リクエスト文は運営がチェックしています。
その中に「NSFW作品をNSFW指定でリクエストしているか」の判定があります。

ここで伏せ字を使っていると、さらにNSFW設定を忘れるとどうなるか。
NSFW判定をすり抜けようとした悪質な規約違反」と判断されると思います。

 

ちなみに現在はNSFW設定の仕様が変わっています。

 

それでもやっぱり変なことはしないほうがいいのかな、と思います。

管理人
伏せ字だらけのリクエスト文って、クリエイターさん困りそうですし。

 

 

ちなみに、シェアボタン非表示になる現象への公式からのアナウンスはありません
見逃して無ければですが。

後で書きますが、「外部の圧への予防措置」という経緯や、上記のようにユーザーが悪意無く伏せ字を使うリスクを考えると、これはまあ仕方ないのかなと思います。

 

目安はDLsiteやFANZA

伏せ字にするのは推奨できませんが、それでも規制ワード自体は気になります。

そんなときはエロ同人を扱っているショップがおすすめ。

例えばDLsiteやFANZAで「催眠」と検索すると該当なしになります。
催◯」と伏せ字で検索すると出てきます。

こういうショップをたむろして経験を積むと、「リクエスト文のこのワードが怪しいな」と勘が働くようになる、かもしれません。

 

管理人
現象と原因についてはここまで。

 

 

2024年、クレカ会社による表現規制

この記事を書いているのは2025年の11月です。

2024年はオタク文化界隈(?)はクレカ会社による表現規制で大変な年でした。

管理人
個人的にはもう「思い出」になりつつあります。

 

少し振り返ってみましょう。

 

Skebの予防的措置実施

昨今の規制に伴う予防的措置実施のお知らせ」というアナウンス。

 

ツリーが長いで箇条書きにします。

  • 4月:最初のアナウンス。この時点では、Google検索からの非表示化が例として挙がっていました。
  • 5月:大量の作品が非表示に。
  • 10月:規制緩和のアナウンス。予防措置は全作品を目視した上で18万点に実施したとのこと。
  • 12月:再び予防的措置の強化アナウンス。詳細は非公表。
管理人
5月のは私もSkeb見に行って、ガッツリ非表示にされてたのを覚えています。

 

最初のアナウンスから規制緩和まで半年も掛かっていたんですね。

この時期、私はSkebをほとんど利用していませんでしたが、それでも「同人やら創作やらのオタク界隈が騒がしい年だった」という印象が強いです。

 

シェアボタン非表示は11月?

規制緩和アナウンス後の2024年11月くらいから、シェアボタンが無くなったというツイートが検索にヒットし始めます。

 

ただし、大量非表示の少し前の5月中旬から、シェアボタンが反応しないという別の現象の報告ありました。
作品ページとユーザーページ両方で起きていたようです。

※押しても反応がないと言うより、ボタンが無効状態で「押せない」が正しい感じでした。

管理人
さすがにこれはアナウンスしても…

 

つまり、シェアボタンは2024年の5月から動作が怪しくなり、11月からは一部作品で非表示になっていたようです。

 

結果としてサーチBAN対策?

与太話を少し。

5月のアナウンスでGoogle検索からの非表示化というのがありました。

 

検索と言えばSkeb内の検索機能。
とても使いづらいです。

その理由のひとつに外部からの圧の回避が挙げられています。

このツイートは2023年3月。予防措置アナウンスの約1年前ですね。

 

これと照らし合わせると、Google検索からの非表示化は「Skebが犯罪臭のするエロサイト扱いされるのを回避」を目的としているのではないでしょうか。

そうすると、SNSにシェアできないのも規制ワードとSkebへのURLリンクが紐づかないようにする対策、なのかもしれません。

 

さらに言えばTwitterのサーチBAN

Skebクリエイターさんは縁が深いかと思います。
私がリクエストするような人は大体サーチBAN対象です。
エロ絵をアップロードしているからですね。

逆にクライアントは、必ずしもサーチBANされていないと思います。
お行儀よく性癖を隠している方も多いのでは。

そんなクライアントでも、レイプだの催眠だの、あるいはもっと性癖丸出しのツイートをしたらサーチBAN待ったなしになりそうです。

 

つまり、SNSにシェアできないのはユーザーがサーチBANされないようにする対策、なのかもしれません。
こっちは思いつきの冗談ですが、意外と的を射ているような気がしてきました。

 

DLsite

ひよこババア

 

Skeb外の出来事も書いておこうと思います。

が、DLsiteについてはピクシブ百科事典が面白かった&わかりやすかったので、解説はそちらに譲ります。

「ひよこババア」とは、ある事件のきっかけで生まれたパワーワードである。
(中略)
2024年3月26日。クレジットカードブランドから、同人誌を提供してくれるDLsiteに対して成人向け作品を含むサービスへの表現規制要請がかかったのが事の始まり。

出典:ひよこババア (ひよこばばあ)とは【ピクシブ百科事典】 引用日付:2025/11/10

 

DLsiteは2025年11現在もVISAとMastercardが使えませんね

お支払い方法について: 同人誌・同人ゲーム・同人ボイス・ASMRのダウンロードなら「DLsite 同人」

管理人
私はこの時期にJCBカードを作った記憶。

 

本当に大変な年でした。

 

 

 

まとめ

  1. SNSシェアボタンが非表示の作品は、リクエスト文に特定のワードが含まれている
  2. クレカ会社による表現規制への予防措置として、外部への露出を制限している?
  3. 気にせずリクエストすることを推奨、伏せ字などの下手な回避策はリスクあり
  4. ひよこババア
管理人
ひよこババア

 

 

おしまい

今回の記事はここまでとなります。

 

管理人
お読みいただきありがとうございました。


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