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同人ゲーム『シロナガス島への帰還』。
Steamのサマーセールで買ってすごく面白かったので、作品自体の紹介+レビューをしつつ、Skebリクエストを紹介します。
目次
はじめに
『シロナガス島への帰還』とは
大富豪の遺書の中に残された『シロナガス島』への招待状。
ニューヨークで探偵業を営む男『池田戦』は
特殊な能力を持つ少女『出雲崎ねね子』と共に島へと向かう。
そこで起きる数々の奇怪な殺人事件。
果たしてシロナガス島に隠された真実とは……?
すべての謎を解き、呪われた島から脱出せよ!出典:シロナガス島への帰還 引用日付:2022/07/17
作品紹介
鬼虫兵庫氏(以下、鬼虫氏)のサークル『旅の道』制作の同人ゲーム(インディーゲーム)。
『旅の道』は個人サークルのようで、イラストも含めた制作のほとんどが鬼虫氏によるもの。
ジャンルは「ミステリーアドベンチャー」。
絶海の孤島で起きた殺人事件の謎に迫る…といった感じ。
サスペンス、ホラー、ファンタジーな要素を含みます。
また、公式でサイトでは「オーソドックス クリック型 アドベンチャーゲーム」と謳っています。
会話の選択肢以外にも、背景絵のオブジェクトやエレベーターのボタンなどをマウスクリックするパートがあります。
私が買ったSteam版の発売は2020年3月。
「そんなに最近だっけ?」と思って調べたら、2017年の夏コミ(C92)で『シロナガス島への帰還 DEAD END Ver.』という体験版的なものを頒布していたとのこと。
同人ゲーの賞を受賞したりなど、話題になりました。
参考:
同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2018受賞の話 | 旅の道第三停留所
ゲームの面白さもですが、500円というワンコインゲーであることも話題になってたような。
ボイスなし・物語も短めとは言え、この価格はすごい。
最近の動き
この記事を書いているのは2022年7月、発売から2年も経っていますが、その間にも色々動きがあったようで。
詳しくはPVフルボイスver.と、鬼虫氏のブログでクラウドファンディングの記事を。
Switch版を買い足すかは様子見ですかねー。
あとゲームライターのマフィア梶田氏との対談動画も最近あがってました。
2時間半超と長め。あとネタバレ注意なので、できればゲームクリア後の視聴をおすすめします。
これもブログ記事あり。
シロナガス島への帰還とSkeb
シロナガス島への帰還の検索結果は72件。
第三者のファンアートもありますが、ほとんどが鬼虫氏本人がリクエストした作品ですね。
Skebは「うちの子」のリクエストが人気です。アバターだけでなく、自作品に登場するキャラのイラストをリクエストしているのはたまに見かけます。
『シロナガス島』で珍しいのは、Steamのコレクションアイテムのリクエストがあること。
こういう個人鑑賞を超えたリクエストはSkebでも規約を守れば可能ですが、非推奨となっています。
同人誌の表紙やジャケットを依頼したい
原則としてSkebの作品は個人鑑賞に限り利用可能です。
同人誌の表紙やジャケットの依頼を、打ち合わせを禁止しているSkebでご依頼いただくことは非推奨です。メールと銀行振込をご利用ください。https://t.co/XYGPUUFLl9— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) April 18, 2020
Steamのコレクションアイテムは、作品本体をリリース後に高評価などの基準をクリアしてから申請できるものらしいです。
なので厳密な納期が要らないのかもしれませんが、それでもやっぱり「SteamコレクションアイテムをSkebリクエストで」は珍しいケースになりそうです。
参考:Steam雑審査&トレーディングカードリリース | 旅の道第三停留所
ジゼルさんは嬉しいけど、リールさんも欲しかったなあ…。
二次創作ガイドライン
ちなみに公式サイトに二次創作ガイドラインがあります。
個人レベルの『シロナガス島への帰還』に関する二次創作、同人は基本的にすべて許可します。R-18、R-18Gの制作、またグッズ製作等も許可します。
ただし会社単位、法人での商業目的の利用は特別な許可がない限り制作不可とします。
プレイ実況で動画を配信することも許可します。
ただしアドベンチャーゲームの性質上、プレイ実況動画配信を見るだけで、作品を購入せずに満足してしまうユーザーも多いかと思いますので、なるべく実況者の方々は動画内で本作品の購入を勧めていただけますと助かります。ご協力お願いします。出典:シロナガス島への帰還 引用日付:2022/07/17
個人レベルならグッズ製作も含めて許可という寛容な内容ですね。
鬼虫兵庫氏とSkeb
鬼虫氏のブログ読んでたらSkeb記事がありました。
2019年3月の記事なので、Skebリリースから半年くらいですね。
その頃の不便な仕様とか、SKIMAとかの他サービスの比較なんかもあって面白い記事でした。
シロナガス島への帰還と私
プレイ時間は本編5時間、おまけシナリオとCG&実績コンプしてトータル8時間。
ADVあまりやらないのですが、定価500円とは思えない充実のボリューム感でした。
特におまけシナリオは「意外と長いぞ」と思いながら遊んでました。
話の流れは出題編→推理編→そしてジェットコースターみたいな真相編といった感じ。
章は分かれていますが、章タイトル表示の演出はなく、セーブしたときにしか確認できません。
CG回収は面倒でしたが、初回攻略時は没入感があって良かったです。
木曜夜に1回目のDEAD ENDまで、金曜夜に本編クリアまで、土曜朝におまけシナリオをクリア。止めどころがわからずにぶっ通しでした。
Steamのレビューを見る&序盤プレイして、SFとかホラーとかの要素が強いのかなーと思っていました。
ですが、謎解き部分はしっかり伏線が張ってあり、ちゃんとミステリーしてる作品です。
ただ、手放しに絶賛というわけでもなく。
殺人事件の死に方がグロいとか、化け物&ホラー演出が怖いとか、わりと序盤からムナクソな真相が確信できるとか。
「合わない人には合わない」ので、ネタバレに気をつけつつレビューを見ておくことをお勧めします。
あと、立ち絵は目パチ+口パク。イベント絵でも目パチしてるのにビックリしました。
リクエスト作品
本題のSkebリクエストはキャラ別にご紹介。並び順は適当に。
出雲崎ねね子
主人公の助手、メインヒロイン。ハイスペック&コミュ障。
本作のヒロインというよりシリーズのヒロインといった感じ?
ゲロイン。くさい。○毛。
と私含む多くのユーザーが思ったようですが、マフィア梶田氏との対談(21:19~)によるとわたモテよりも先に誕生したキャラクターで、小説作品に登場してるとのこと。
むちまろ
抱きまくらカバー用。
抱きまくら風ではなく実際にグッズ化されています。
むちまろ氏は他のグッズやSteamトレーディングカードにもたくさん名前が出てきますね。
あおいまなぶ
ストッキング足裏ねね子。
海老ブルー
ゲス顔ヘタレねね子。
かーうち
UI再現のエロシーンねね子。
やすみみらきち
オナニーするねね子。
ミコジン
マイクロビキニねね子。
よく見ると生えてるところがポイント高い。
イラストぽんぽん戦車
ファンアートねね子。
リクエスト文に熱意がこもってて好きです。
wa
褐色部族化ねね子。
原作より臭くなさそう。
当然と言うべきか、リクエストはねね子がトップです。
アキラ・エッジワース
性格キツめのスコットランドお嬢様。
この娘のルートに入ったときは本当にびっくりした…。
ファーストネームは日本人っぽいですが、スコットランド系の女性名に実在するようです。
小城原マッハ
Steamトレカ絵のロリっぽいアキラ。
gs
ねね子とアキラ
アキラは単独絵が少なく、ねね子とのペアが多いです。
作中でもよく絡み、会話の楽しい二人でした。
ジゼル・リード
アキラ付きの使用人、リボンタイのスーツ姿の褐色女性。
ずっとパンツスーツだと思ってましたが、再プレイで確認したらスカート+ストッキングでした。
中曽根ハイジ
Steamトレカのジゼルさん。
好きなキャラなのですが、イラストが少ないのは残念。
アレックス・ウェルナー
ショタ、というほどではない美少年枠?
井崎智蔵
ポイント&クリックのアレックス君。
水子
アレックス君とねね子。
リール・ベクスター
ワシントン郊外の内科医なお姉さん。内科なのにグロい死体を検死する気の毒な役回り。
作中にいくつか地名がいくつか出てきますが、フワフワの知識で読み進めてました。ニューヨークとアラスカくらいはわかりますが…。
ワシントンは州のほうかと思ってましたが「郊外」ってことはワシントンD.C.のほうだったんですかね。
メネア・ザ・ドッグ
Steamトレカのリールさん。
REISE
もう一枚リールさん。
二枚とも原作のお酒(ウィスキー?)を飲むシーンからですね。
印象的なシーンで私も好きです。
アウロラ・ラヴィーリャ
気さくな少女。
公式のキャラ紹介の情報が薄い。
キャラデザはこの娘が一番美少女っぽいですね。
たしか年齢はねね子たちより下?他のキャラも年齢設定あんまり出てきませんけども。
猫屋敷ぷしお
Steamトレカのアウロラ。
ES
笑顔のアウロラ。
背景の赤・青・黄はオーロラでしょうね。
リリィ
この娘はキャラ紹介にいません。正体は是非本編で。
※リクエスト文のPixiv資料はネタバレなので注意。一応警告は出ますが。
河藍 葎
振り向きリリィ。
メネア・ザ・ドッグ
ドレス姿のねね子、アキラ、リリィ。
てすったー
こちらも同じ三人組。
その他
K96
主人公の池田戦(せん)。ニューヨークの私立探偵。
キャラ紹介やPVに立ち絵はありますが、作中では一切出てきません。(多分)
ラノベの青年主人公みたいの言動なので、この見た目にはビックリしました。
梶田氏との対談によると30代後半だそうで。
池田もねね子も、過去に鬼虫氏が書いた小説が初出のキャラで、『シロナガス島』も彼らの担当した事件の一つ、という位置づけのようです。
ysk!
女性陣集合絵
個別に紹介してないのは右下、事件の依頼者である「エイダ・ヒギンズ」。
まあ出番少ないので…。
リクエスト無いのは、メイドのアビーこと「アビゲイル・エリスン」。(複数枚納品のリクエストにいたかも)
出番はそこそこですが、
ねね子のところで紹介したミコジン氏がアビーの超可愛いグッズ絵を描いています。
おしまい
ADVゲームはあまりやらないのですが、久しぶりにどっぷりハマった作品でした。
フルボイス版だけでなく、続編も制作中とのことなので、楽しみに待ちたいと思います。
検索ワード:
キャラ名でリクエストしているパターンもあります。
サークルサイトに続編の体験版:
沼底市場
本編
私はSteam版を買いました。
BOOTHとかの他ストアで買う場合は公式サイトからどうぞ。
また、続編の体験版がサークルのサイト「TABINOMICHI」にあります。
ちなみに、コミケで体験版配布もした同人ゲーですが、DLsiteの販売は無し(2022/07/17現在)。
FANZA同人(DMMの非エロ含む同人ストア)にも無くて、一般向けのDMM GAMESの方に置いてあります。
二次創作同人
検索したら一作品ヒットしました。
強制援交シリーズ自体はオリジナル(一次創作)作品で、その番外編としてねね子の漫画が一本収録されています。8ページ。
さらに、ねね子だけ「○毛ありアリ」のおまけが収録されていました。
作品知らなくても十分実用的ですが、原作プレイ後の購入がおすすめ。
ねね子の話はスタンダード(?)なレイプ堕ちですが、本編ともうひとつの番外編はスカトロ(大)要素があるのでご注意。