こんな記事です。
ソシャゲに限らず基本無料のWebサービスは多いです。もちろん収入ゼロでサービスは継続できないので、広告を掲載したり月額制のプレミアムサービスを用意したりしていますね。
Skebは新しめのサービスですが、広告やプレ垢というものはありません。(これを書いている時点では)
シンプルに手数料で成り立っています。
この記事はその手数料のまとめとなります。
目次
はじめに
お金に関することなので、必ず最新の情報をご確認ください。
クリエイターガイドラインのほか、売上ページ(要ログイン)にも説明があります。
要点まとめ
クライアントへ
クライアントガイドラインには下記一文のみ。
手数料
手数料は金額に含まれており、別途クライアントに請求することはありません。出典:クライアントガイドライン | Skeb 引用日付:2022/01/19
リクエスト手数料
リクエスト納品時に発生。リクエスト金から計算した額が差し引かれる。
アカウントの開設やリクエストの募集は無料です。
作品を納品した際に所定のリクエスト手数料がリクエストの金額から天引きされます。
クライアントが追加で手数料をお支払いすることはありません。出典:クリエイターガイドライン | Skeb 引用日付:2022/04/01
リクエスト手数料割引
主要ポイント
・2022年4月14日23時59分まで
TwitterアカウントにSkebのURLを掲載している場合、リクエスト手数料が9.8%から6.8%に割引となります。
・2022年4月15日0時より
下記の条件1を満たすとリクエスト手数料が7.8%に、条件1と条件2を満たすとリクエスト手数料が6.8%に割引となります。
条件1: リクエストが送信、および承認されたどちらの時点でも、クリエイターの方の連携元のTwitterアカウントのプロフィールの説明欄またはURL欄に、SkebのURL(https://skeb.jp/@ユーザーID)を掲載している。
条件2: リクエストが承認された時点で、クリエイターの方が「本人情報入力」を完了している。(運営による確認は完了している必要はありません。)
出典:クリエイターガイドライン | Skeb 引用日付:2022/04/01
2022年4月15日以降
- 条件1:クリエイターがTwitterプロフに自身のSkeb URLを記載し、Skebに同期されていること
- 条件2:クリエイターが本人情報の入力を完了していること
- 条件1をリクエストの受信時と承認時の両方で、条件2を承認時のタイミングで満たしていること
補足
URLは https://skeb.jp/@ユーザーID である必要があります。固定ツイート、短縮URLや@が抜けているもの、 ご自身のものではないユーザーIDでは無効となります。
Twitter APIの制限により、Skebがプロフィールの変更を検知するまでに最大72時間を要します。
お急ぎの場合、アカウントの「Twitterからプロフィールを同期」から手動で更新ボタンを押してください。
TwitterアカウントのプロフィールにSkebのURLを掲載していても、Skeb側のプロフィールが同期できていない場合は無効となります。ご注意ください。
リクエストの受信または承認した後にTwitterアカウントにSkebのURLを掲載した場合は適用されません。
クライアントはTwitterアカウントのプロフィールにSkebのURLを記載する必要はありません。
過去30日以内に警告を受けたクリエイターまたは過去60日以内に警告を受けたクライアントが関与するリクエストには適用されません。自作自演のリクエストも同様です。
リクエスト手数料に関する個別のご対応(キャンペーンが適用されていない理由の返信)は例外なく行いません。ご了承ください。出典:クリエイターガイドライン | Skeb 引用日付:2022/04/01
>URLは https://skeb.jp/@ユーザーID である必要があります。
「https://」のsが抜けて「http://」になっているのは大丈夫かも。
>固定ツイート
「プロフ欄に収まらないから」と言って固定ツイにすると無効。
>ご自身のものではないユーザーID
日常垢と絵描き垢で分けている場合など。Skebで紐付いているアカウントへの記載を忘れないように。
>Skeb側のプロフィールが同期できていない場合は無効
>リクエストの受信または承認した後にTwitterアカウントにSkebのURLを掲載した場合は適用されません。
特に無料キャンペーンのときに注意。慌ててミスしないように事前の実施を。
手数料無料キャンペーン
不定期に実施されるキャンペーン。サイトTOPの掲示、お知らせメールや公式Twitterで直前に告知される。
基本的に「手数料割引の条件 + 期間内の承認」が条件。
受信や納品のタイミングは不問。開始前に受信しても、終了後に納品しても適用される。
参考:JCBカード対応と手数料無料キャンペーン、印刷してお届け割引のお知らせ - skeb_jp - Medium
ブースト手数料
納品後の「ブースト&メッセージ」や「印刷してブースト」で発生。ブースト金から計算した額が差し引かれる。
ブースト手数料は最大13.6%で、手数料率はリクエスト手数料とは別に設定されています。
出典:クリエイターガイドライン | Skeb 引用日付:2022/01/19
出金手数料
売上を出金する時に発生。出金先によって異なる固定額。
出金サイクルは作品の納品毎に即座に出金する「エクスプレス」と、最後の出金から1ヶ月が経過した際に出金する「月次」の2つから選択できます。
出金手数料は1回の出金申請あたり、銀行口座の場合は458円、Kyashの場合は254円です。出典:クリエイターガイドライン | Skeb 引用日付:2022/01/19
組戻手数料
出金に失敗した場合に発生。出金手数料に加えて固定金額を負担することになる。
誤った銀行口座情報によって出金に失敗した場合、前回の出金手数料に加え、組戻手数料880円をご負担いただきます。
口座名義人にハンドルネームやローマ字表記を入力し出金に失敗するケースがよくあります。必ず通帳に記載された名義人と合致させてください。個人名義の場合、多くは氏名のカタカナ表記です。
ゆうちょ銀行の銀行口座情報が正確でなく出金に失敗するケースがよくあります。こちらの案内をもとに銀行コードや支店コード、口座番号をご確認ください。出典:クリエイターガイドライン | Skeb 引用日付:2022/01/19
口座情報間違えると組戻手数料と出金手数料合わせて1000円以上損するのでもったいないぜ!
— なるがみ (@nalgami) February 19, 2019
おわり
手数料まとめの要点はここまでとなります。
以降は細かい情報や個人的なメモになります。ご参考までに。
むかしのはなし
かつては自動出金という有効・無効を選ぶ機能がありました。
現在は無くなっている(名称変更?)ので詳細は不明ですが、現在の「エクスプレス=納品ごとに出金」と同等のようです。
サービス開始後に追加された機能です。はじめの頃は出金に30日も掛かっていたんですね。
【即時出金申請と自動出金申請対応のお知らせ】
納品後30日を待つことなく、納品後即時に売上の出金申請が可能となりました!(試験運用でトラブルがあったら元の仕様に戻します。)
アカウントから自動出金申請を有効にすると、納品後即時に自動的に出金申請が行われ、都度の出金申請が不要となります! pic.twitter.com/ghAfEvDhmF— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) January 25, 2019
手数料の記事でこの話をするのは、「自動出金オフでも強制出金され、その度に手数料が発生する」ということがあったからです。
少額のリクエスト売上でこれをやられると、受け取る金額がかなり目減りしてしまうため、不満の声をあげるクリエイターさんを多く見かけました。
強制出金をしなければならない理由というのもちゃんとあるのですが……。
規約とポリシーに記載の通り、法的及び保安上の理由により、運営では多額の売上金を長期間お預かりすることができないため、自動出金機能を無効にしている場合でも、一定期間を経過したり、一定の金額を超過したり、サービス全体の未出金残高が一定の金額を超過した場合には、強制的に出金を実施します
— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) September 23, 2020
事実と異なるので補足すると、BS上はクリエイターさんの手取り金額は預かり金で売上に計上していないし、出金申請ごなくてもサービス全体で預かり金が一定以上を超過した場合は資金決済法や銀行法に抵触する可能性があるので強制出金しています。他のサービスではだいたい失効しますけどね。
— なるがみ (@nalgami) October 6, 2020
法律やら保安上の理由とやらは知る機会が少ないので、Skebに限らず「手数料取りすぎ」とか「売上没収(実際は失効)された」とかで運営へのヘイトが溜まりやすいですね。
ちなみに現在は出金サイクルを「エクスプレス 」と「月次」から選択するようになりました。
「1ヶ月以上の未出金」状態がなくなったため、サイクル外の強制出金が起きることもない……と思います。
手数料無料キャンペーン
すべて無料もありました
たいていはリクエスト手数料のみ無料のキャンペーンなのですが、過去にはすべての手数料が無料のキャンペーンもありました。
本日より新ジャンル「テキスト」に対応し、小説や質問への回答が納品が可能となりました。
また振込手数料を含むSkebに関する「すべての手数料」を無料化いたしました。新ジャンル「テキスト」の対応とすべての手数料の無料化のお知らせhttps://t.co/ctGNQMo9db
— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) June 1, 2021
ちょっとうろ覚えですが、Skebを事業売却した後に税金対策で利益を吐き出すとかなんとかだったような。
法人税が大変なことになりそうなのでその分をクリエイターさんに還元することにしました
— なるがみ (@nalgami) June 1, 2021
グループ会社の連結子会社になるまでの間、Skebのすべての手数料を無料にします。いつ終了するかは未定です。
— なるがみ (@nalgami) June 1, 2021
かなり盛り上がった記憶ですが、さすがに次回はないかも。
ちなみに手数料無料での出費は2ヶ月で数千万円になりました
— なるがみ (@nalgami) July 27, 2021
リクエスト手数料無料でも黒字に
通常のキャンペーンの話。
ブースト手数料は対象外なので、こういう事も起こります。
リクエスト手数料無料にしても半分以上の作品がかなりの金額ブーストされるからまさかの黒字だった
— なるがみ (@nalgami) November 30, 2020
メモ
更新履歴
2022/04/01:JCB対応。キャンペーン後にリクエスト手数料割り引きの条件が変わる。