2022年10月13日、Skebで3つの機能が近日リリース予定としてアナウンスされました。
- タペストリー (印刷してお届け)
- リマインドブースト
- AI対策
一気にたくさんの情報が来たのでメモを加えながら整理を。
また、グローバル版Skebの情報もおまけで。
目次
元ツイート

Skeb公式の以下のツイートについての記事です。
Skebでは近日下記の3つの機能のリリースを予定しています。
1. タペストリー (印刷してお届け)
印刷してお届けについて、原油価格高騰に伴い既存のアクリル製品が値上げとなったため、より安い商品を追加します。
追加第一弾としてタペストリーが開始となる他、他の商品の調整も進んでおります。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
2. リマインドブースト
クライアントは、送信または承認済みのリクエストに対して、後からリクエスト金額のブースト(上乗せ)することで、リマインドのお知らせをクリエイターに送ることができます。メッセージの添付はできません。
リクエストがキャンセルまたは期限切れとなった場合返金されます。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
3. AI対策
将来的にSkebの納品物が第三者によって学習されることを防ぐために、スクレイピング・bot対策の強化とソースコード・画像の難読化を進めています。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
順番に見ていきましょう。
タペストリー (印刷してお届け)

印刷してお届け機能にタペストリーが追加されます。
Skebでは近日下記の3つの機能のリリースを予定しています。
1. タペストリー (印刷してお届け)
印刷してお届けについて、原油価格高騰に伴い既存のアクリル製品が値上げとなったため、より安い商品を追加します。
追加第一弾としてタペストリーが開始となる他、他の商品の調整も進んでおります。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
これは先月から予告されていましたね。
アクリルマウントは10月から値上げ済みです。
参考:総リクエスト数100万件突破に伴う手数料無料キャンペーンと印刷してお届けの仕様変更のお知らせ - skeb_jp - Medium
他の商品と同じ可変サイズを採用。
なお、印刷してお届けの新商品「タペストリー」については、他の商品と同様に可変サイズを採用しており、可能な限りクリエイターさんの意図した比率を保持するようになっています!
— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
単純に「素材の選択肢が増えた」と思えば良さそう。

他の商品も調整中
追加第一弾としてタペストリーが開始となる他、他の商品の調整も進んでおります。
これは新報でしょうか。期待。
リマインドブースト(仮称)

ブーストが増えます。
2. リマインドブースト
クライアントは、送信または承認済みのリクエストに対して、後からリクエスト金額のブースト(上乗せ)することで、リマインドのお知らせをクリエイターに送ることができます。メッセージの添付はできません。
リクエストがキャンセルまたは期限切れとなった場合返金されます。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
タイミングはリクエストの送信後~承認前および承認後~納品前ですね。
ブーストしてもキャンセル(否認/納期切れ)になったら全額返金、送り損はなし。
メッセージ無しの「黙って金で尻を叩く」発想はとてもSkebらしく面白いと思います。
補足ツイートも貼ります。
リマインドブーストはクライアントさんの「ちゃんとリクエストを見てくれたかな?」「もっと金額を渡しておけばよかった」「忘れ去られてないかな?」という不安を解消します。
クリエイターさんへの過剰な圧となったり、納品を遅らせブーストを待つ方が有利とならないよう細心の注意を払っています。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
なるがみ氏からもより詳しく。
リマインドブーストはクライアントさんの
「ちゃんとお知らせ飛んでるのかな?」「もっと金額渡しておけばよかった」って不安と、
よくある規約違反「リクエストを送信しましたが見てくれましたか?」「進捗どうですか?」
を解消・解決する機能です。過剰な圧にならないよう対策もしてます。— なるがみ (@nalgami) October 13, 2022
リマインドブーストは平均承認日数・平均納品日数を経過しないとできないので、ブースト待って納品するのはどんどん平均日数が伸びる結果となって現実的ではないです。
— なるがみ (@nalgami) October 13, 2022
他にも制約がいろいろあってあんまり使われることは想定していなくて、今まで頻発していた規約違反の解決策としての立ち位置が強いんだよね。平均日数縛りは当面は必要だと思ってるけど、平均日数前に使うユースケースを思いついたら変えていくかも。
— なるがみ (@nalgami) October 13, 2022
「ブースト待ち」が発生しない工夫もされるとのこと。
私は最初のツイートを昼休みに見て「イマイチだなー」と思っていたのですが、夕方に補足ツイートを見て「色々考えてるなー」と感心しました。
ただまあ「これ要る?」というのが正直な気持ち。

名称アンケート
「リマインド」という名称の圧が強いので「わくわくブースト」にする案も出ているそうです。
どっちがいいかアンケートが発表から2日間、行われています。
リマインドブーストについて「リマインド」という名称の圧が強いので、クライアントさんが「わくわくして待っているよ」という意味を込めて「わくわくブースト」にする案も社内で出ております。
みなさんどちらが良いと思いますか?— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022

「その他」も用意してリプ欄で募集(?)してますが…「そもそも要らん」という否定的な意見が多い印象。
なるがみ氏の補足の後半はアンケート公開後のツイートなので、「あんまり使われない想定」を踏まえたら意見も変わるかもですが…。
とりあえずは結果待ち。
AI対策

夏から話題にならない日はない感じのイラスト生成AIへの対策。
3. AI対策
将来的にSkebの納品物が第三者によって学習されることを防ぐために、スクレイピング・bot対策の強化とソースコード・画像の難読化を進めています。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) October 13, 2022
スクレイピング・bot対策の強化
これは人間ではないプログラムがWebページを閲覧・取得するのを防ぐ対策ですね。

2020年秋に同じ理由で作品ページのURLが変わりました。
URL変更の理由は以下の通りです。
・BOTによるスクレイピングを防止し負荷を軽減します。
・送信順に連番されるリクエストIDが第三者から見えなくなり、納品順に連番となる作品IDを新規に発行することによって、クリエイターが受信したリクエストから順に着手しているかどうか分からなくします。— Skeb (スケブ) (@skeb_jp) September 24, 2020
このときは単純にイラスト収集目的でスクレイピングされていたのでしょうか?
閲覧というよりは無断転載ですかね。
たった2年でAI学習の対策も含まれるようになりました。
2022年10月はじめに登場した『novelAI』は無断転載サイト『Danbooru』から学習していることで話題になりました。
あのサイト、単純にイラストを転載しているだけではなくタグ付け機能もあるようで、イラスト+タグのセットで効率よく学習されているのでしょうか?

一方でSkebにタグ機能はありません。
リクエスト文中のワードが自動でタグ化されて検索できますが、自動タグの精度は割とひどいです。
人間に不便なことはAIにも不便なようで、現状、SkebはAI学習向きではないようです。

しかし今後の予防として対策をするとのこと。
Skebはタグがない上に日本語だから学習が難しい(リクエスト本文を学習したい人が形態素解析して切り分けないといけない)ものの、ここ3ヶ月のAIの進化スピードがすごすぎて何が起こるか分からないから予防策的にね。
— なるがみ (@nalgami) October 13, 2022
頑張って!
ソースコード・画像の難読化
ソースコードの難読化っていうのは、例えば「面積=幅✕高さ」というコードを「a=b✕c」みたいに人間が読むのにわかりづらくすること。
人間がソースを解読する手間を増やすやつですね。
もうひとつの画像の難読化。…これなに?
人間に対してはやる意味がないと言うか、正規ユーザーが困るだけですよね。
なのでこれはAIの学習への対策なのでしょうけど…。
「人間の目で見ると普通だけど、学習AIには意味不明」な画像が作れるのでしょうか?
よくわかりませんが、ぜひとも頑張ってほしいですね。

新機能の話はここまで。
グローバル版Skeb

おまけ。
Skeb Coinのサイトにロードマップが公開されています。
参考:Skeb Coin – The Largest Creator Commission Platform in Japan
そこの2023Q3には「Skeb for oversea creators」。
つまり2023年の7~9月に「海外クリエイター向けのSkeb」が予定されています。
私は現在のSkebで海外クリエイター解禁だと思っていたのですが勘違いで、実際はグローバル版Skebを予定しているようです。
事業計画書とか年単位の計画考えるの好きじゃないのであんまり言わなかったけど、Skeb Coinのホワイトペーパー等にあるグローバル版Skebは本格的にやる方向で考えています。
今Skebで海外のクリエイターさんを受け入れていないのには次の3つの理由があります。— なるがみ (@nalgami) October 13, 2022
今まで受け入れていない3つの理由。
1. KYCが困難で不正送金やチャージバックのリスクがあるから。
2. 日本法人が運営すると日本の法律が適用されるが、不明瞭化処理などのガラパゴス要素を海外のクリエイターさんが守ってくれるとは思えないから。
3. 純粋に友達として多くいる日本のクリエイターさんを僕が支援したいから。— なるがみ (@nalgami) October 13, 2022
いずれも以前から言及されていました。
複数枚対応は差分が当たり前になって気軽さが失われるのを防ぐためで、海外クリエイターの登録を受付していないのはモザイクについて理解してもらうのが大変なのとクレジットカードのチャージバックが爆増して手数料上げざるを得なくなるのと国際送金の手段がないから。
— なるがみ (@nalgami) July 13, 2020
KYCは「Know Your Customer」、本人確認のこと。
日本のクリエイターさん応援はどこかのインタビュー記事だったかな?
海外企業と連携し、日本版とは分けて展開される。
既存の海外企業さんと連携し、日本版とグローバル版で運営法人やサービス、ドメインを分けて展開したいと個人的には考えています。
KomifloとFAKKU!のような関係。— なるがみ (@nalgami) October 13, 2022
Komifloはエロ漫画のサブスクです。快楽天とか読めます。
FAKKU!はアメリカの同様のサービスで、ワニマガジンと提携するなど「ヘンタイコミックに強い!」が特徴とのこと。
日本からは利用不可(おま国)なので概要はWikipediaをどうぞ。
参考:
グローバル版Skeb、なにげに大ニュースだと思うのですが、まだ当分先の話なので続報待ちで。
おしまい

タペストリーは手放しで嬉しいですが、他はうーんって感じ。
取り急ぎ、この記事はここまで。


